2017年7月23日日曜日

東近江地域集落営農サミット2017

今日は、蒲生町のあかね文化ホールで集落営農サミットがあり、東近江地域の多くの農家さんに出席いただきました。
基調講演は、兵庫県姫路市の(有)夢前夢工房 代表取締役 衣笠 愛之 氏より「これからの日本農業の進むべき道!」と題して地域を巻き込んだ農業経営について、具体的な取組内容を踏まえながら講演をいただきました。
兵庫県の山田錦を例に挙げて、新しい品種や地域限定の品種がいつまでもニーズがあり続けるとは限らない、消費者のニーズに応えた生産が大事だと言っておられました。
滋賀県でも「みずかがみ」という品種の生産拡大がすすんでいますが、供給量がまだまだ足りていないということもあるので、需要に応じた生産量の確保と品種としての地位を確立させることが30年産以降の安定した生産販売に繋がるのではないかと思いました。

その他にも、能登川の集落営農法人の代表さんによる魚のゆりかご水田米や地域・地元の企業・大学と連携した取り組みの発表、県農政水産部による30年産以降のみずかがみの生産販売について(みずかがみが卸売り業者からどのような評価を受けていて、どの程度の需要があるのかなど)、世界農業遺産認定を目指した滋賀県農業の取り組み報告(魚のゆりかご水田などの環境こだわり農業・鮒寿司やエビ豆のような滋賀県固有の食文化のPRをすすめ、日本農業遺産・世界農業遺産の認定を取得する、農業遺産認定を活用した農産物のブランド化・観光地としての地域振興について滋賀県の目指すべき姿について)など盛りだくさんの内容でした。

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